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変更セット
JOSMで作成したり変更したノード、ウェイ、リレーションは、サーバ上に公開して他のマッパーが使えるようになるまでは、手元の環境の中に限って有効です。
多数のマッパーが各々のデータをOSMサーバに公開しているので、誰がどんなデータをどのようなコンテキストで公開しているかを追跡することが重要になっています。
マッパーにとって個々のノードや全てのウェイ一本ずつについて、なぜ公開するのかを説明するのはうんざりすることでしょう。
もっと便利な方法は、関連するオブジェクトをひとまとめにし、個々のオブジェクトではなくそのかたまりに対してコメントを付けるやり方です。
こうするとマッパーが近所をマッピングするときに、ノードやウェイをひとまとめにアップロードすることができ、さらに"○○市のいくつかのウェイをマッピングしてレビューした
"といったコメントを付けることができます。
JOSMではこのようなかたまりのことを変更セット(changeset)と呼んでいます。 変更セットはOSMデータに対して適用される関連した変更(新しいオブジェクト、オブジェクトの変更、オブジェクトの削除)の集合です。
変更セットとアップロード操作
変更セットは個々のアップロード操作とは独立しています。
同じ一つの変更セットの中で複数の アップロードを行うことができます。 この場合、全てのアップロードで公開された変更はひとまとめの変更セットになります。 もし変更セットを閉じなければ、JOSMを途中で停止しておいて、次の日に前日使った変更セットに対する公開を続けることもできます。
変更セットのプロパティ
変更セットは最初にオープンされると、閉じられるまで開かれたままになります。 JOSMユーザは自分が開いたままの一つかそれ以上の変更セットを明示的に閉じることができます。 ユーザが変更セットを閉じない場合、OSMサーバはタイムアウトを待って開かれたままの変更セットを閉じます。 開かれていない変更セットは閉じられた変更セットと呼ばれます。 一度閉じられた変更セットは永久にそのままで、もう一度開くことはできません。
あなたが開いた変更セットはあなたに所有されます。 ほかのマッパーがあなたの変更セットに対して公開することはできず、あなたも自分のデータを他のユーザの変更セットに公開することはできません。
アップロードコメントと変更セットのタグ
ノードやウェイやリレーションと同じように、変更セットにも タグを付与することができます。
最も重要で唯一必須のタグはアップロードコメントです。 JOSMにデータを公開する際には少なくとも3文字以上のアップロードコメントを入れる必要があります。 これは公開するデータについて他のマッパーに説明するコメントになります。
高度な設定
過去のコメントを自動で入力欄に表示させたくない場合は、高度な設定の upload.comment.max-age
を 0
にします。 この場合も以前入力したコメントをドロップダウンボックスから選択することはできます。
関連項目
- Ja:Help/Action/Upload - アップロードプロセスに関する詳細な記事
- Conflict - 競合を説明し、なぜ起こるのか、どのように検出され、どのように解決できるのかを説明します
- 開いた変更セットを閉じる
- OSM wikiのGood Changeset commentsに関するページ
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