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オーディオマッピング: 連続記録した音声と、声によるPOIの記録
この方法によるオーディオマッピングでは、GPS軌跡上で地物の場所を決めるのに連続記録した音声の時刻を利用します。 録音の中身は地物に関する詳細の説明です。 ボイスレコーダの内蔵クロックが間接的に距離を測定するために使われるので、音声トラックの同期と校正が重要になります。
必要なら明示的なウェイポイントを記録することも可能です。 例えば同期のためにウェイポイントを記録して、POIについては声で記録するという方法もあります。
手順:
はじめる前に
- ボイスレコーダの校正をしてください。 レコーダはたいして精密ではありませんがあまりばらつきはないので、おそらく一度実施しておけばよいでしょう。
サーベイ中
- ボイスレコーダを開始してGPSのfixを待ちます。
- GPSがfixしたら移動を開始します。
- 明示的な同期ポイントを作る必要がありますが、同じ場所に立ったままでは作れません。
- 後で音声トラックを同期できるように、GPS軌跡の形からあとではっきりとわかるような(明示的な分岐点などの)場所を通過するときに声で合図を記録します。 例えば"同期準備... スタート!"といった具合です。
- サーベイを続けます。 場所を記録したい場所に差し掛かったら、説明を話す前に短い合図("マーク!")を入れます。
- 通りの名前にはどこか一つの場所があるわけではないので実際には合図はいらないでしょう。
- 例えば通りに入ったらすぐ名前を記録する、といったルールを決めておくと後で音声記録を探すのが簡単になります。
コンピュータ上
- GPSデバイスから軌跡データをGPXファイルとして取り出します。 さらにレコーダから音声データをWAVファイルとして取り出します。
- JOSM(実際にはJavaに組み込まれた音声処理機能)はWAVファイルの全ての種類のエンコーディングを認識することはできません。 必要に応じて(JOSMはその旨表示するので)、例えばAudacityなどを使って録音データを適したフォーマットに変換してください。 8kbps 16bitで良いでしょう。
- GPXファイルを開きます。 軌跡を表示するGPXレイヤーが作られます。
- GPXレイヤーのコンテキストメニュー(マウスの右ボタン)から音声のインポートを選んで音声ファイルをインポートします。 WAVファイルを指定すると'start'というラベルの付いた音声マーカー 一つだけが含まれたマーカーレイヤーが作られます。
- マーカーにラベルが付いていない場合は、マーカーレイヤーのコンテキストメニューのテキスト/アイコンの表示/非表示がオフになっていないか確認してください。
- GPXファイルの中に明示的なウェイポイントが記録されていた場合、'start'以外のマーカーも表示されるでしょう。 音声マーカーをどのように生成するかは、オーディオ設定の'オーディオインポート時のマーカー生成…'で設定します。
- 音声記録をGPSデータに同期してください。 二つの同期方法がありますが、この方法のオーディオマッピングをする場合は音声記録から同期の合図を探し出すのが一番簡単でしょう。
- 音声コメントを使ってマップを作ります。 軌跡に沿って再生点のオレンジ色の矢印を移動させるには、音声コントロールの進むやもっと速くや遅くを使います。 いずれにせよ”マーク!"という合図が聞こえたら再生を一時停止します。 このときの再生点表示はその時点の場所を示すのでマップに地物を記録する場所ということになります。
- マーカーをあまり使わないようなら、マーカーレイヤーのコンテキストメニュー(マウスの右ボタン)からテキスト/アイコンの表示/非表示を使って(同期した後に)オフにすることができます。
- 適切なタイミングで再生されない場合は:
6.軌跡上の特定の場所で'再生'ボタンを直接押せるよう、後からでも音声マーカーを追加できると便利でしょう。 マーカーレイヤーのコンテキストメニュー(マウスの右ボタン)から 再生点に音声マーカーを作成することができます。
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