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オーディオマッピング: 音声クリップとファイルのタイムスタンプを使う方法

この方法によるオーディオマッピングでは、サーベイ中に録音した複数のWAVファイルそれぞれの更新日時のタイムスタンプを使ってGPX軌跡上の対応する時刻に音声マーカーを作成します。

タイムスタンプは軌跡上の各点の記録時間と比較されるので、ボイスレコーダの内蔵時計を校正しておくことが重要です。 JOSMと同期できないにしても、スタートの際には注意してレコーダの時計を合わせておきましょう。

さらに可能な限りJOSMがそのまま解釈できるフォーマットのWAVファイルになるようボイスレコーダを設定してください。 ファイルの変換が必要な場合、(Unixコマンドの"touch"を使い慣れていたとしても)タイムスタンプを維持するのは困難です。

更新時刻のタイムスタンプが録音の終わりの時刻を示しているのに対して、音声マーカーは録音の開始時点を示すことに注意してください。 利用する機材全てのタイムゾーンが一致していることを確認してください。 もし一時間ずれている場合は、タイムゾーンかサマータイムの設定に問題があるかもしれません。

手順:

はじめる前に

  1. ボイスレコーダの校正をしてください。 レコーダはたいして精密ではありませんがあまりばらつきはないので、おそらく一度実施しておけばよいでしょう。

サーベイ中

  1. GPSのfixを待ちます。
  1. ボイスレコーダの時計をGPSに表示される時刻に厳密に一致させます。
  1. サーベイを開始します。 今いる場所について説明したいときはレコーダをスタートさせ説明を録音し、終わったらレコーダを停止します。

コンピュータ上

  1. GPSデバイスから軌跡データをGPXファイルとして取り出します。 さらにレコーダから音声データをWAVファイルとして取り出しますが、更新時刻のタイムスタンプが変わらないように注意してください。
    • JOSM(実際にはJavaに組み込まれた音声処理機能)はWAVファイルの全ての種類のエンコーディングを認識することはできません。 必要に応じて(JOSMはその旨表示するので)、例えば​​Audacityなどを使って録音データを適したフォーマットに変換してください。 8kbps 16bitで良いでしょう。 古いファイルのタイムスタンプを新しいファイルに適用する必要がある場合、名前付けルールが一貫していればUnixコマンドの"touch"を使って変更できます。 Windowsの場合はcygwinの一部として"touch"コマンドを入手できます。
  1. GPXファイルを開きます。 軌跡を表示するGPXレイヤーが作られます。
  1. オーディオ設定の”音声ファイルの変更時刻(タイムスタンプ)”オプションがチェックされていることを確認してください。
  1. GPXレイヤーのコンテキストメニュー(マウスの右ボタン)から音声のインポートを選んで音声ファイルをインポートします。 WAVファイルの場所を聞いてくるので、関連する全てのWAVファイルを選択します(CTRLキーとSHIFTキーを押しながらクリックすることで、選択に追加したり削除したりできます)。 インポートが終わると、WAVファイルの(".wav"を除いた)名前のついた音声マーカーを一個含むマーカーレイヤーが各ファイルごとに作成されます。
    • マーカーにラベルが付いていない場合は、マーカーレイヤーのコンテキストメニューでテキスト/アイコンの表示/非表示がオフになっていないか確認してください。
  1. 音声コメントを使ってマップを作ります。 マーカーをクリックすると対応する音声が再生されます。 音声が記録されている範囲内では音声コントロールの進むもっと速く遅くを使って再生点を動かすことができますが、録音の無い場所に再生点をドラッグして移動することはできません。
    • 適切なタイミングで再生されない場合は:
      1. 正しく校正できていないかもしれません
      2. サーベイ中にしゃべるのが早すぎたり遅すぎたりしているかもしれません: オーディオ設定の'Lead-in時間'を使って補正することができます

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Last modified 11 years ago Last modified on 2013-04-30T05:57:15+02:00
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