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[[TranslatedPages(revision=17)]] = JOSMでのオーディオマッピング = サーベイ(現地調査)の方法の一つに、GPS受信機で正確な場所を記録しながら、通りの名前やPOIをディクタフォンやボイスレコーダに録音するというものがあります。 後でレコーダ上で録音を手動再生しながらGPS軌跡上で対応付けていくことができます。 もしデジタルボイスレコーダを使っていて音声ファイルをコンピュータにアップロードできるなら、JOSM上でこの手順を自動化する機能を利用できます。 自動化の方法が四つあります。 見出しをクリックすると詳細を確認できます。 音声記録をGPS軌跡と[wiki:/Help/AudioMapping/Synchronization 同期する方法]についても参照してください。 使いたい方法に対応するオプションを有効にしてください。 == 校正に関する注意 == ボイスレコーダの内蔵時計の[wiki:/Help/AudioMapping/Calibration 校正]をして、内蔵時計や音声サンプリングレートの誤差を補正する必要があります。 これは方法2を使う場合には非常に重要で、方法1を使う場合でも音声記録の扱いを楽にしてくれます。 GPS装置の内蔵時計は十分に精確であると考えることができます - GPS測地には極めて精密な時刻情報を要するためです。 それに対してボイスレコーダの時計はそれほど精確ではないことが多いので、使っているレコーダの精度を測って、どの程度早まるか遅れるかをJOSMに伝える必要があります。 自転車でのサーベイでは、1時間に5秒の時刻ずれでも4時間後には距離にして100m以上のずれにつながります。 これが車だとさらに大きなずれになります。 他のやり方として、サーベイ中、30分毎に同期しなおす方法がありますが、使っているボイスレコーダの誤差がどの程度あるのかを把握するため精度を試験しておく必要があります。 == [wiki:/Help/AudioMapping/GPSWaypoints 1. GPSウェイポイントと連続記録した音声] == [wiki:/Help/AudioMapping/GPSWaypoints この方法]では、GPSデバイスのボタンを押してGPS軌跡上にウェイポイントを記録するのと同時に、そのウェイポイントが何なのか - 通りの名前やPOIの種類など - をボイスレコーダに連続した音声として記録していきます。 GPSデバイスでは各ウェイポイントごとに三つの情報 - 位置、時間、名前または番号 - を記録します。 音声とウェイポイントのデータをJOSM上で同期させることによって、ウェイポイントを表すマーカーをクリックして説明を再生させることができます。 各マーカーは正確な位置を示すために使われ、音声記録は注釈として使われます。 同期を取るのは主に各マーカーに対応する音声の正しい部分を再生するためです。 この方法の利点: JOSM上で各POIの音声による注釈を簡単に確認できます。 この方法の欠点: GPS受信機の種類によっては、ウェイポイントを作るのに面倒なボタン操作をたくさんしなければならないものがあります。 この場合、移動中の操作は厄介で時には危険でもあります。 == [wiki:/Help/AudioMapping/VocalWaypoints 2. 連続記録した音声と声によるPOIの記録] == [wiki:/Help/AudioMapping/VocalWaypoints この方法]でも音声を連続して記録しますが、GPSデバイスでウェイポイントを作るかわりに各POIごとに口述で記録します。 たとえば "マーク! 左側に○○小学校" といった具合です。 通りの名前には明確な"位置"というものはありませんが、その通りに入った時に名前を録音するようにしておけば、後でどこを調べれば関連する音声記録を得ることができるか分かるようになります。 音声記録とGPSデータを同期させることとボイスレコーダの内蔵時計を校正しておくことは、音声記録上の時間はGPS軌跡上の時間に加えて位置に正確に対応するとみなされるため、より重要になります。 この方法の利点: 移動中にボタンなどを押す必要はありません。 この方法の欠点: よほど几帳面でもないかぎり、音声記録の断片を個々に調べたり全てを再生して調べることは非常に時間を食う作業です。 ボイスレコーダの内蔵クロックの精度に依存します。 同期キューを出すには移動する必要があります。 == [wiki:/Help/AudioMapping/SeparateClipsByTime 3. 音声クリップとファイルのタイムスタンプを使う方法] == [wiki:/Help/AudioMapping/SeparateClipsByTime この方法]では、各々の場所で別の音声ファイルを記録します。 記録した全てのファイルをGPX軌跡上にインポートすると、各音声ファイルの変更時刻のタイムスタンプに応じた軌跡上の位置に音声マーカーが作られます。 この方法の利点: GPXにはウェイポイントを含める必要がありません。 音声ファイル用に大きな記録容量を割く必要がありません。 この方法の欠点: 音声ファイルのタイムスタンプを変更しないようにコンピュータ上に読み込む必要があります。 各クリップごとにボイスレコーダをOn/Offする必要があります。 == [wiki:/Help/AudioMapping/SeparateClips 4. ウェイポイントを用いた音声クリップ] == [wiki:/Help/AudioMapping/SeparateClips この方法]では、興味のある場所を特定するためにウェイポイントを使います。 それに加えて各ウェイポイントで別々の音声ファイルを記録しておき、さらにJOSMでGPXファイルを読み込む前にウェイポイントごとに<link>要素で対応する音声ファイルを示すようにします。 JOSMは各ウェイポイントに音声マーカーを作成し、マーカーをクリックすると対応する音声クリップを再生させることができます。 この方法の利点: JOSMを使う方法としては非常に簡単です。 同期や校正は不要です。 特に音声記録の機能が付いたGPSデバイスを使っている場合や、各ファイルをGPXファイルのウェイポイント要素に自動的にリンクできるなら申し分ありません。 この方法の欠点: GPSデバイスがウェイポイントごとに音声記録する機能を持っていない場合、ウェイポイントを作る度にボイスレコーダをスタート/ストップさせる必要があります。 またGPXファイルに音声ファイルを関連付ける機能がGPSデバイスに備わっていなければ、そのためのソフトウェアも別途必要になります。 バグ: ウェイポイントが <time>要素を録音時刻などとして含んでいた場合、JOSM上で音声マーカーをクリックすると "This is after the end of recording" というエラーメッセージを表示します。 <time>要素を削除するか、<cmt>あるいは<desc>を使うようにしてください。 == 5. 音声クリップと音声マーカー == '''この方法は存在しません'''。 ですが音声解析の技術を使ってだれか実現を助けてくれないかと考えていることがあります: 連続した音声を記録しておきます。 あらかじめ決めたり登録しておいた言葉やフレーズ、例えば"MARK NOTE"を発声して音声による注釈の記録を開始します。 後で音声記録を処理して、これら特別なフレーズを特定して切り出しGPX軌跡上の対応する位置に音声マーカーとして配置します。 これはJOSM上に構築する必要はありません。 WAVファイルはファイルの最後の部分に名前と時間オフセットのリストという非常に簡単な構造のラベル情報を持つことができます。 プリプロセッサとしてWAVファイルを解析して時刻オフセットを決めてラベルを追加できれば十分です。 この方法の利点: サイクリング中、どんなボタンも押さずにすみます。 ---- [wiki:/Ja:Help ヘルプ]に戻る
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